観戦・大先輩カズも笑顔!静岡学園6発圧勝発進 MF井堀がハット
「全国高校サッカー選手権・1回戦、静岡学園6-0岡山学芸館」(31日、駒沢陸上競技場)
1回戦15試合が行われ、24大会ぶりの優勝を狙う静岡学園は6-0で岡山学芸館に快勝した。神戸弘陵(兵庫)は秋田商に3-2で逆転勝ち。夏の全国高校総体準優勝の富山第一は立正大淞南(島根)と対戦し、2-2からのPK戦を制した。前々回大会優勝の前橋育英(群馬)は神村学園(鹿児島)とのPK戦で敗退した。1月2日には2連覇を狙う青森山田などが登場し、2回戦の16試合が行われる。
ゴールへ果敢に仕掛ける持ち味を全開にし、静岡学園が大量6ゴールをたたき込んだ。激励に訪れた大先輩のFW三浦知良(横浜FC)は「静岡学園らしい個人技がたくさん見られた」と笑顔。J1鹿島入りするエースのMF松村が封じられても、MF井堀のハットトリックなどで攻撃力を見せつけた。
右に入った松村が厳しいマークに苦しむ中、選手たちは逆サイドから次々と打開した。井堀は鮮やかな直接FKで先制し、さらにミドルシュート2本を決めて計3得点。最高のスタートを切り、「大量得点で勝ち上がっていきたい」と威勢が良かった。