帝京長岡 新潟勢初の4強入り 開始1分で谷内田が決勝点

 「全国高校サッカー選手権・準々決勝、帝京長岡1-0仙台育英」(5日、等々力陸上競技場)

 準々決勝4試合が行われ、帝京長岡(新潟)が仙台育英(宮城)を1-0で下し、新潟県勢初の4強入りを果たした。開始1分でJ2京都入りが内定しているMF谷内田哲平(3年)が得点し、これを守り切った。前回覇者の青森山田はJ1浦和内定のMF武田英寿(3年)の得点などで昌平(埼玉)に3-2で勝利。静岡学園は4-0で徳島市立に快勝。矢板中央(栃木)は2-0で四日市中央工(三重)に勝った。青森山田-帝京長岡、静岡学園-矢板中央の準決勝は11日に埼玉スタジアムで行われる。

 歴史の扉をこじ開けたのは電光石火の先制点だった。前半1分、左サイドからのスローインをFW晴山が受けると、鋭いターンから低いクロス。これを谷内田が右足で捉え、これが決勝点となった。

 帝京長岡を県勢としては初の選手権4強に導き「歴史を変えられてうれしい。(開始1分の得点は)自分でもビックリしています」。京都入りが決まっている司令塔が大仕事を振り返った。

 経験が生きた。昨年も同じ等々力で準々決勝を戦ったが、尚志(福島)に0-1で敗退。2年生だった谷内田、晴山はそろって先発出場し、悔しさを味わった。古沢監督は「去年はふわっと試合に入ってしまった。その時の経験に尽きる」と勝因を分析した。

 主将の谷内田は敗退から1週間後に行われた準決勝に埼玉スタジアムまで足を運び、夢舞台を目に焼き付けてきた。そしてそのステージにたどり着いた。「目標は日本一だから、ここは通過点。青森山田は強いが、倒して日本一になる。自分たちのスタイルを貫きたい」。初の4強で満足するつもりはさらさらない。

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