森保監督が続投意欲「責任を果たしたい」
「U-23アジア選手権・1次リーグB組、カタール1-1日本」(15日、バンコク)
2連敗で1次リーグ敗退の決まっていた森保一監督(51)率いるU-23日本代表は1-1でカタールと引き分け、1分け2敗の未勝利となり、B組最下位で大会を去ることになった。森保監督は試合後の会見で続投に意欲を示した。
東京五輪前、最後の公式戦でアジア勢相手に1勝もできないという厳しい現実を突きつけられた。進退を問う声も出ている指揮官は自身の去就について「積み上げに関しては確実にできている。もちろん今回の結果に関して私に責任があるが、その責任というのはチームと選手をさらに成長させること、五輪で結果を出すことで果たしたい」と続投への意欲を示し、開催国として出場する五輪本大会へ視線を向けた。
A代表と五輪代表の監督を兼任することの難しさも露呈しているが、森保監督は「(兼任という)ポストを与えられ、続けるかは私が判断することではない。日々最善を尽くすことを考えたい」と話した。
森保監督の処遇を巡っては、日本協会の田嶋幸三会長が「基本的にはサポートしていくことが前提にある」と語っており、関塚隆技術委員長も「自分としては、間違った戦い方をしているとは思っていない」と森保体制を評価していた。