南野、移籍発表から1カ月!お待たせリーグ戦初出場 前半途中出場で14連勝貢献
「イングランド・プレミアリーグ、ウルバーハンプトン1-2リバプール」(23日、イングランド)
リバプールに加入した日本代表MF南野拓実(25)が敵地のウルバーハンプトン戦の前半33分から出場し、リーグ戦デビューを果たした。5日のイングランド協会(FA)カップ3回戦で公式戦デビューした南野は、前半に負傷したマネと交代で3トップの左に入った。後半は右MFにポジションを移して攻守に奮闘したが、得点は演出できなかった。チームは2-1で競り勝って14連勝とした。
デビューの時は突然やってきた。前半にマネが負傷すると、リバプールのクロップ監督はベンチの南野を呼んだ。移籍決定から1カ月間、大きな注目を集めてきた背番号18は「カップ戦には出たが(リーグの)試合に出て初めて評価されるべきだ。そういう意味でもここからだなという気持ち」と第一歩の重みをかみしめた。
前半は左FW、後半は右MFに入った。複数の役割をこなせる器用さを示したが、放ったシュートは後半15分の1本のみ。「失うものはないので、プレッシャーは感じていない」と話すものの、動きに硬さも見て取れた。
世界最強と呼ばれる攻撃陣に割って入るのは容易ではない。「その中でもまれながら生き残っていくしかない。覚悟はできている」と言葉に決意を込めた。