G大阪 電撃移籍のDF昌子源が会見「G大阪のために体を投げ出す」
フランス1部トゥールーズからJ1G大阪に完全移籍で加入した元日本代表DF昌子源(27)が5日、大阪府吹田市のパナソニックスタジアム吹田で会見し、「結果を残すことだけ考えて、目標である優勝のためにチームを引っ張りたい。G大阪の昌子源になったので、G大阪のために体を投げ出したい」と決意を語った。
G大阪ジュニアユース出身の昌子は昨年1月にJ1鹿島からトゥールーズに完全移籍。今季は度重なる負傷に悩まされ、リーグ戦では1試合(45分間)の出場にとどまっていた。
G大阪への移籍を決断した理由に足首の負傷を挙げ、「かなり迷った。トゥールーズからも残ってくれと言われてうれしかったが、このケガはそういうことを超えるものだった。1日も早くサッカーをすることが一番だった」と説明した。1年での日本復帰については「1年が早いか遅いか、成功か失敗なのかを決めるのは僕。自分でも大きな決断だった」と語った。
この日の公開練習でも別メニュー調整となるなどリハビリは続くが、本人は「開幕を目指したい」と、23日のアウェー横浜M戦へ意欲を示した。
当初は8年間在籍した鹿島に移籍を打診したが、鹿島は既にチーム編成を終えていたこともあり、具体的な交渉に発展しなかった。昌子は「鹿島には恩義を感じているがタイミングもあった」と古巣への思いもにじませた。鹿島で数多くのタイトルを獲得してきた日本屈指のセンターバックは「2位以下は一緒なので優勝あるのみ」とタイトル獲得を誓った。