横浜FC俊輔が語るイニエスタの凄み 遠藤の最多出場記録も祝福
「明治安田生命J1、神戸1-1横浜FC」(23日、ノエビアスタジアム神戸)
横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(41)は開幕スタメンで出場し、後半26分までプレー。ピッチを退いた3分後にチームは同点に追いつかれたが、勝ち点1獲得に貢献した。
圧倒的な攻撃力を誇る神戸相手に守備に追われる部分が多く、直接FKどころかシュート、CKもゼロに終わった開幕戦だが、俊輔は今後に向けての手応えも語った。「一番の収穫は我慢や粘り強さ。J1で生き抜くためのものを第1節でできた」と強調した。
スコットランド1部セルティック時代に欧州CLでも対戦した神戸MFイニエスタとの「日欧ファンタジスタ対決」も実現した。
イニエスタについて俊輔は「言える立場にない」と前置きしながらも「サッカーが体に染みついている。教えられるものではない」とその凄みを表現した。そして「こういう場で一緒にできるとは、ありがたいですよね」と日本での“再戦”を振り返った。
またこの日、G大阪MF遠藤が631試合のJ1最多出場記録に並んだことについても言及。日本代表でも長らく中盤を形成した戦友の大記録に「あいつは海外行ってないからなあ」と笑わせながらも「代表でもあれだけ試合に出て、(J1でも)試合に出られる。それってポジションを奪われないということでしょ。唯一無二でなければならない」と記録の偉大さを説明。「コンディション抜きに、ヤット(遠藤)にしかないものを築き上げたということです。いい選手です」と笑顔で祝福した。