FC東京が個の力で圧倒 ブラジル人トリオ競演3発
「明治安田生命J1、清水1-3FC東京」(23日、IAIスタジアム日本平)
G大阪はMF倉田秋(31)の先制ゴールなどで昨季リーグ王者の横浜Mを2-1で下し、白星スタートとなった。神戸はFW古橋亨梧(25)のゴールで追い付き、13年ぶりにJ1に復帰した横浜FCと引き分けた。昨季2位のFC東京は清水に3-1で逆転勝ちした。
ブラジル人トリオの個人技で試合の流れを劇的に変えた。0-1で迎えた後半32分、FWレアンドロが獲得したPKをFWディエゴオリベイラが冷静に流し込んで同点に追いつくと、ここから圧倒的な個の力で清水を押し切った。
3分後にはレアンドロとディエゴオリベイラの好連係から最後は途中出場のFWアダイウトンが逆転弾。「キャンプからコミュニケーションを取ってきたからね。連係もどんどん良くなっている」と背番号15は胸を張った。
試合終了間際には再びレアンドロがPKを獲得し、自ら決めてダメ押し。「このチームはディエゴがPKを蹴ることになっているけど、彼が『蹴るか?』って譲ってくれたんだ」。今季新たに結成されたブラジル人トリオが、いきなりのそろい踏みで存在感を示した。