Jリーグ延期で経営圧迫クラブには支援も議論 村井チェアマン「配慮をしたい」
Jリーグが25日、J1からJ3までのリーグ戦やルヴァン杯といった3月15日までの公式戦94試合を延期すると発表した。スケジュール変更は、各クラブにコスト面での負担を強いる可能性もあり、Jリーグ側は支援や配慮をする可能性を示唆した。
経営規模は同じJ1の中でもクラブによって大きく異なる。今回の決定に経営が圧迫されるクラブが出てくることも考えられるため、村井チェアマンは「クラブによっては純資産が少ないクラブ、入場料収入をすぐにあてにしないといけないところもあるのかもしれないので、情報を得ていく。安定開催基金もある。財務的な負担にならないように配慮をしたい」と述べた。
Jリーグには激甚災害により、試合が開催できなくったり、施設に損害が出た際に補填をする「大規模災害時補填規程」がある。今回は台風のような災害とはタイプが違う事態ではある。黒田卓志フットボール本部本部長は「これ(激甚災害)にあたるかは議論が必要」とした。急きょ開催延期となった26日のルヴァン杯グループステージ第2節については、「台風などで中止になったときと同じように議論していく」とした。
いずれにせよ、理事会でそれぞれのクラブの事案を「個々判断する」(村井チェアマン)することになる。