W杯予選の開催延期も AFCが緊急会議 田嶋会長「日本だけの問題ではなくなってきている」

 アジアサッカー連盟(AFC)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、連盟本部を置くクアラルンプールで各国協会の代表者を集めて緊急会議を開くと発表した。日本の東地区は3月2日、西地区は7、8日に行われる。3月下旬に予定されているW杯アジア2次予選、アジア・チャンピオンズリーグの開催日程について協議される見込みで、予選2試合が延期となる可能性が出てきた。

 日本代表は3月26日に同予選のミャンマー戦(豊田ス)、同31日には同モンゴル戦(ウランバートル)が予定されている。だが、26日にモンゴル政府が入国制限を決定。日本、韓国、イタリアに過去14日以内の滞在歴のある外国人の入国を当面禁じるとした。さらには日本との定期便を3月11日まで一時欠航することも決定。規制が解除されなければ、試合開催が困難な状況となっている。

 中国、韓国、日本など以外でも、イランといった西アジアでも新型コロナウイルスの感染が進んでいる。感染者が確認されていない国でも、外国籍の人物の渡航を規制している国もある。都内で取材に応じた日本協会の田嶋会長は「日本だけの問題ではなくなってきている。どこの国だってみんな苦労してやっているし、これで選手たちに(何か)あれば大変なことになる。本当に、AFC、FIFAに対してしっかりとものを言っていきたい」と語った。

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