Jリーグ再開は12日判断か 村井チェアマン「一番重要なのは国民の安心な生活」

 日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第1回会合が3日、都内で開かれた。会議には3人の感染症学の専門家も加わり、主に感染予防の観点で議論。リスク案件には「応援」も挙げられ、公式戦の開幕、再開の場合、応援方法に制限がかかる可能性が出てきた。次回の会議は9日に開かれる。

 9日の第2回会議を経て、専門家からは中旬までに答申が出される。会議後に会見したJリーグの村井満チェアマンは「12日に実行委員会があるので、12日をめどに提言をいただけるとありがたいと申し上げた」と、Jクラブの代表者が集まる実行委員会で再開可否を協議する考えを示した。

 JリーグはJ1第5節を予定する18日の再開を目指している。「一番重要なのは、国民の安心な生活を取り戻すこと。そこに軸足を置きながら多角的な見地から判断していきたい」。答申の内容を踏まえて、再開の時期、方法を慎重に見極めていく。NPBも12日以降に臨時代表者会議を開き、開幕可否を議論する。

 「臨場感、危機感ある会議だった。学びが多かった」と村井チェアマン。今回の会議で得た情報は4日にも各クラブで共有する方針だ。

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