なでしこ 3連敗の米親善大会から帰国 高倉監督「自分たちを信じて金メダルを目指す」
サッカー女子の国際親善大会「シービリーブスカップ」に出場した日本代表(なでしこジャパン)が13日に開催地米国から帰国し、成田空港で取材に応じた。
東京五輪前最後の国際大会で3連敗の最下位という結果に高倉麻子監督は、完敗を認めながらも「自分たちを信じて金メダルを目指す」と前を向いた。
ミスからの失点が目立ち、3戦で計7失点という結果に「相手FWの圧力が国内では予測されないものがあった」と国際大会の厳しさを痛感した。しかし、敗戦の中にも手応えを感じた。「勝っても負けてもチームで積み上がっている」と高倉監督。特に3戦目の米国戦は「自分たちでかなり主導権をとって、ゴールまで行けるシーンがあった」と前の2試合から奮起した選手たちを評価した。
4月11日に予定されていたニュージーランド代表との国際親善試合(仙台)の中止が発表された。高倉監督は「(決定に)従いながら、やれることをやる」とした。新型コロナウイルスの影響で東京五輪の延期もささやかれている状況だが、今大会唯一得点を挙げたFW岩渕真奈は「不安はない。やることは一緒。とにかくやり続けて行くだけ」と“本番”へ前進あるのみとした。