J2からJ1への昇格プレーオフ“今季はなし”で合意
Jリーグが27日、臨時実行委員会を行い、報道各社向けのブリーフィングがウェブを用いて行われた。大会の開催要項について、J2からJ1への昇格プレーオフは行わないことが確認された。また、各リーグ戦は全体の試合の75%が消化されることと、各クラブが50%以上の試合を消化することの両方を満たす必要があると合意された。正式には理事会で決定される。
すべての件について、正式な決定は理事会で行われるが、各クラブの合意形成がこの日はなされた。
・リーグ戦上位2クラブが自動昇格する。
・J2からJ1への昇格プレーオフは行わない。
・昇格先のクラブライセンス交付判定を受けていないクラブは昇格できない。ライセンスを持たないクラブが上位2位に入った場合は昇格はできず、3位以降のチームの繰り上げはしない。
また、新型コロナウイルスの感染拡大状況により、各クラブとも、試合を全試合消化できなくなる可能性がある。これを想定し以下の合意をしたと発表された。
・各リーグそれぞれ、全試合数の75%を消化し、各クラブが50%以上の試合を消化すること。
上記の条件を満たなかった場合は、大会は不成立となるとした。その場合、順位は決定せず、昇格はなし、賞金も支払われない。各種表彰も行わないことを確認した。
試合消化数がそろわず、かつ大会そのものは成立した場合の順位決定方法は検討中とした。例えば、18勝2敗のクラブと、27勝3敗のクラブは勝率は同じだが、同列に扱ってよいのか、という問題があるため。
また、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)については、予定通り実施する。