J1浦和が活動休止 興梠「スーパースターが亡くなってしまう状況は本当に怖い」
J1浦和は4日、新型コロナウイルスの感染拡大で5日から18日までチーム活動を休止すると発表した。前日3日、Jリーグは目標としていたJ1の5月9日の再開案などを白紙に戻していた。
クラブを通じて興梠慎三、宇賀神友弥がコメント。興梠は感染拡大に危機感を募らせ、「新型コロナウイルスの問題は一人ひとりが真剣に向き合わないと終わらないことだと思います。大槻監督から『家族を大切にしなさい』と言われますが、僕も自分が感染することよりも自分が感染して周りに移すことが嫌です」と吐露。続けて、「僕は新型コロナウイルスが出始めたころよりも、今の方が危機感があります。たとえば、先日、志村けんさんがお亡くなりになってしまいました。僕は志村けんさんのことが大好きでしたから、そういうスーパースターが亡くなってしまうような状況は本当に怖いと思います」とショックをにじませた。
その思いを踏まえ、サポーターに向けて「少しでも不安がある状況ではなく、すっきりした気持ちで再開を迎えたいです。不安を抱えず、ファン・サポーターのみなさんが楽しめる状況になることを願っています」と思いを込めた。
宇賀神は「今回のクラブの決断に感謝しています。大切な人を守るために、一人ひとりがもう一度、責任を持った行動を取るよう心がけてください。サッカー、そして浦和レッズがない生活はとても退屈だと思いますが、みんなでこの危機的状況を乗り越えましょう。みなさんにまた会える日を楽しみにしています」と、メッセージを送った。