公式戦の長期中断を受け、選手側が報酬の一部返納を申し出たJ1札幌の宮沢裕樹主将が7日、札幌市内での練習後に取材に応じ「試合ができない状況が続き、いろんな人に支えられてプレーできていると改めて実感した。その中で選手がチームに対しての思いで出した結果」と、真剣な表情で語った。
4~9月の報酬の一部で総額は1億円弱。議論を重ねたという宮沢は「一人一人家族もいる。選手の感情だけで動くことはできなかった」と強調し「他クラブなどに影響を与えるかもしれないことも話し合った。ただの美談と選手は考えていない」と述べた。