ザッケローニ氏が日本にエール「日本ほどの団結力は見たことない」「ガンバリマショウ」

 2010年から14年までサッカー日本代表の監督を務め、14年W杯ブラジル大会を指揮したアルベルト・ザッケローニ氏(67)が19日、フジテレビ系の「S-PARK」にインタビュー動画で出演。日本にエールを送った。

 新型コロナウイルス感染者数が米国、スペインに次いで3番目に多いイタリア。まず、その現状を「イタリアでは健康上の理由か食糧を買いに行くとき、薬局へ行く必要があるときしか外出ができません」と説明した。

 その上で「慎重に忍耐強く進んで行くことが大事です。それはあなた方日本人から学んだこと、日本で経験し身についたことです」と語った。

 ザッケローニ氏が指揮した期間に東日本大震災が起こった。同氏はいったんイタリアに帰国し、家族に状況を説明。再び来日して、指揮を執り続けた。

 「あの当時は大変でした。よく覚えています。しかし日本は一致団結していました。私は世界中を見てきましたが日本人ほどの団結力は見たことがありません。震災という困難な状況下でも団結力を示す日本に惚れたのです」と振り返り、「日本の皆さん。世界がうらやむその文化をこの今も保って下さい」と呼びかけた。

 最後には日本語で「ガンバリマショウ」と力強く語っていた。

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