イニエスタの神戸への愛着は本物…契約延長の意思明確に
J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が21日、オンラインを通じた単独インタビューに応じた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛が続き、試合再開の見通しも立たない現状への思いなどを語り、サポーターへのメッセージを送った。デイリースポーツの山本直弘記者が、イニエスタへのインタビューを振り返った。
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インタビューはイニエスタの自宅からオンラインを通じて行われた。背後には元日の天皇杯決勝を制し、チームメートとともに優勝杯を高々と掲げる写真が大きく引き伸ばされて飾られていた。W杯優勝でも欧州チャンピオンズリーグ優勝の瞬間でもなかった。
イニエスタの神戸への愛着は本物だ。契約延長の意思は以前から持っていたが、日本メディアに対して、これほど明確に示したのは初めてだった。焦点は2500万ユーロ(約29億円)とされる年俸となるが、交渉が本格化し合意に達すれば、38歳となるシーズンも神戸で迎えることになる。
取材の最後にはいつものように「アリガト」と優しくはにかんだ。この笑顔が再来年も見られることを願うばかりだ。(デイリースポーツ・山本直弘)