天皇杯Jから上位2チームのみ、準決勝から参加 大会規模縮小…出場は全50チームに

 日本サッカー協会は23日、2020年度の天皇杯について大会方針を大幅に変更すると発表した。この日、同大会の実施委員会を開催。新型コロナウイルスの影響で、参加チームを従来の88から50に縮小。Jリーグ勢はJ1の2クラブだけが、準決勝(12月27日)から参加することになった。5月の理事会で正式に決定する。

 新型コロナウイルスが、歴史ある天皇杯の節目となる第100回大会を直撃した。天皇杯の実施委員会の委員長を務める、日本協会の須原専務理事がオンライン上での会見に出席。選手、関係者、観客などの安全確保に加え、Jリーグのリーグ戦日程消化を重視して「いろいろな選択肢を深く議論した結果」と説明した。新たな方式では、1回戦が9月16日に予定されている。

 J1から出場する2クラブは、今季の上位2チームとする方針だが、コロナ禍で先が見通せないため選考方式は流動的。決勝は来年1月1日で変わらず、Jリーグ勢が優勝した場合はACL出場権を得る。また、アマチュアクラブ同士が対戦する1回戦から4回戦までは、入場を無料とすることも決めた。都道府県代表チームが対戦する際には近距離のチーム同士が対戦するよう、組み合わせも再抽選するという。

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