Ｊ１・ＦＣ東京のＭＦ高萩洋次郎（３３）は３日、「青赤ＳＴＡＹ　ＨＯＭＥ週間」の企画で「さあ人生勉強の時間です！教えて洋次郎さん！」と題し、ＭＦ内田宅也（２１）、ＭＦ宮崎幾笑（２２）、ＭＦ平川怜（２０）、ＭＦ品田愛斗（２０）とサッカーのことからプライベートのことまで質問に答え、トークを繰り広げた。

　レンタル移籍先のＪ２鹿児島から今季復帰した平川に同じくレンタル移籍し、Ｊ２愛媛でプレーした経験について問われた高萩は「ここで試合に出るためではなく、Ｊ１に戻るためというのを意識していた。出て当たり前、ここで出られなかったら終わりと思っていた。必死だった」と振り返った。

　広島時代には出場機会を求め、レンタル移籍をしたが「心が折れたことはない」。苦難を乗り越えオーストラリア、韓国と海外リーグにも挑戦してきた。現在、ＦＣ東京で定位置を確保し、昨年のリーグ２位にも貢献した。

　そんなストイックな高萩に宮崎から「好きな女性のタイプは」と質問が飛んだ。後輩からの意外な問いに少し考え込んだが「一緒にいて落ち着く人。見た目はミステリアスな人」とサッカー以外の部分についても明かした。

　最後に若い選手へ「試合に出ていない選手が試合に出ることでチームの底上げになる。試合に出ている選手の本気を引き出すのは、試合に出ていない人」と今季こそ優勝するためにさらなる競争を促した。今年で３４歳のベテランは「できるところまでサッカーをやりたい」とまだまだ現役を続ける意思を見せた。