J2長崎が1カ月ぶり練習再開 手倉森監督、リーグ再開へ「たくましく戦う姿を意識」

 新型コロナウイルスの影響で活動を自粛していたJ2長崎が11日、長崎県諫早市内で3グループに分かれて約1カ月ぶりに練習を再開した。手倉森誠監督(52)は「苦しい状況の中で生活に潤いを持たせる力がスポーツにある。たくましく戦う姿を意識してやらなければいけない」とリーグ再開に向けた決意を示した。

 手倉森監督は仙台監督時の2011年に東日本大震災でホームタウンが大きな被害を受けた。それでもJ1でリーグ4位と健闘し、復興を目指す地元に希望を与えた。「覚悟しながら戦いに臨めるかが重要で、ただリーグ再開を待つだけでは勝ち抜けない。過酷な状況を楽しみながら、長崎がいるべきところへ導きたい」と誓った。

 クラブは各所に消毒用のアルコールを設置するなど感染防止対策を徹底。筋力トレーニングなど軽めのメニューで約1時間汗を流した。

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