J1神戸・フィンク監督「準備期間は十分」グループ練習開始
J1神戸は25日、神戸市西区のいぶきの森球技場でグループトレーニングを開始した。3月27日からオフに入り、その後活動を休止していた神戸にとって59日ぶりの練習再開となり、オンラインを通じて取材に応じたトルステン・フィンク監督(52)は「みんなに会えてうれしいと伝えた」と声を弾ませた。
リーグ戦の再開日は29日にも決定され、全体練習の期間が約4~5週間確保される見通しとなっている。フィンク監督は「今日からスタートすれば7月初旬まで約5週間ある。選手たちのコンディションを整える期間としては十分」との見解を示した。再開後は当面、無観客となることが想定されるが、指揮官は「家で見ている人たちも魅了できるようなサッカーをしたい」と前向きに語った。
トレーニングには新型コロナウイルスに感染していたDF酒井高徳(29)も参加した。フィンク監督によると「他のメンバーと同じフィットネスで問題なかった」という。トレーニングは選手を4つのグループ(スタッフも含め最大15人)に分け、練習時間や使用グラウンドを分けて実施する。飲料は各自に支給され、共有しない。あいさつのハグや握手は禁止で、練習時は競り合いやタックルは避ける。また、クラブハウスの利用は原則禁止で、洗濯は各選手が自宅で行うなど、感染症予防対策を徹底する。