J無観客試合のガイドライン判明 ベンチ入り2増20人、監督やスタッフは12人まで

 Jリーグが無観客試合を開催する際のガイドラインの原案が25日までに、関係者への取材で判明した。感染拡大を防ぐためスタジアムの来場者数に上限が設けられ、各チームの選手は20人、監督・コーチらチームスタッフは12人までと明示。J1~3全56クラブとの協議を経て、公表する方針だ。 

 欧州主要リーグのトップを切って16日に公式戦を再開したドイツ・ブンデスリーガをモデルに無観客試合を開催、運営する厳格な指針がまとまった。選手はベンチ入りメンバー18人に2人を加えた20人が上限。チームスタッフは監督とコーチ、通訳、ドクターなどベンチに入る7人に主務、トレーナーなど5人を加えた12人が上限と規定された。さらに審判員、運営スタッフ、報道関係者などもそれぞれ厳しく人数が制限され、スタジアム来場人数はJ1で合計最大330~340人程度になる見通しだ。

 また、ウオーミングアップやプレーする選手、審判員、ベンチ前のテクニカルエリアにいる監督を除き、全来場者にマスク着用が義務付けられ、体温が37・5度を超えている場合は入場禁止となる。握手やハイタッチ、抱擁、ユニホーム交換、円陣は禁止。先発と控えでロッカールームを分け、試合前に集合写真を撮影する際は選手間の距離を1・5メートル空ける-などが具体的に示されている。

 スタジアム内の衛生管理も徹底され、トイレに使い捨ての紙タオルを設置したり、控室を消毒したりすることに加え、ロッカールームのドアを開けた状態に保つことなどが例示されている。

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