本田圭佑 東京五輪出場に改めて意欲「挑戦は挑戦として最後までやり切りたい」

 サッカー、ブラジル1部ボタフォゴに所属するMF本田圭佑が28日、21世紀の課題解決への挑戦者を支援するファンド『WEIN挑戦者FUND』のオンライン記者発表に、設立者のひとりとして出席した。

 本田は現在、ビジネス面で世界74カ所の地域でサッカースクール・クラブを運営。2016年には投資活動を始め、現在50以上のスタートアップに投資している。自身を挑戦者とし、サッカー選手としては「来年のオリンピックを目指してブラジルで挑戦している。この挑戦は挑戦として最後までやりきりたいと」と、改めて東京五輪への決意を口にした。

 今では、本田の投資家活動は、サッカー選手としての活動に大きく影響を与えている。「僕自身、サッカーのキャリアをうまく投資に生かさせてもらっている。これまで挑戦して得た経験というのは、ビジネスサイドのこともサッカーに生かしているし、サッカーのこともビジネスサイドに生かしていくスタイルは変わらない。サッカーで結果を出さないとサッカー選手としてのキャリアもダメになるし、サッカーがダメになるとビジネスもダメになるという危機感を持ってブラジルでサッカーをしている」。

 日本の起業家について「世界を本気で目指そうという起業家にはなかなか出会ってない」と振り返った。日本では「(起業に)失敗したら立ち上がれないくらいズタボロになる。出資してもらってからが本当の挑戦になるのに何もサポートできていない」と同ファンド立ち上げのきっかけも説明した。

 今後の日本のあり方にも話を広げた。「日本自体は、このままだったら衰退する。データがそれを示している。今は中国、アメリカに差を開けられて、下からも追い上げられている。日本は人口もどんどん減っていく。一人一人の能力が求められる。一人一人が挑戦して、自分たちが成長していくしかない」と呼びかけた。

 同ファンドを通じ、日本での挑戦を後押しする。そして「みんなにいいニュースをばんばん届けたい」と本田自身も挑戦し続ける。

 会見には元ネスレ日本の代表取締役社長の高岡浩三氏、起業家でFiNC Technologies創業者の溝口勇児氏も出席した。同ファンドは、国内のスタートアップ投資、自社事業の創造、大企業やスタートアップとの共同事業を展開する。

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