三浦知良「初めての経験で怖さ知った」 コロナ禍での心境語る
J1横浜FCは3日、チームの活動を再開しFW三浦知良(53)がオンラインで取材に応じた。リーグ再開が7月4日に決まり、得点を決めたら「“1人カズダンス”で盛り上げたい」と、3密を避けながらお決まりのポーズを約束した。初日は35メートル走、体幹、2400メートル走などでフィジカルテストを行い、全メニューを消化した。
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-自粛期間中にサッカーや人生などに新たな発見はあったか。
「生きていく中でこういうこと(コロナ禍)が起こるのだなと。医学が進み、テクノロジーが発展している中でも世界中の生活が不自由になり、動けなくなる。寄り添って助けることもできなくなってしまう。この経験は僕も初めてで、怖さを知った」
-長い期間、練習や試合を離れた。
「自分自身も不安だった。自分が感染しているのではないかとか、感染させてしまうのではないかと葛藤があった」
-プロ野球とJリーグが再開に向けて動き出した。
「やはりそれ以外の高校総体、夏の甲子園などが中止になる中で複雑な気持ちはある」
-横浜の街をどのように盛り上げたいか。
「無観客の試合で降格がなくても全力を尽くし、シーズン当初に掲げたベスト10を目指すことで盛り上げたい」