フランクフルト長谷部が308戦出場「とても誇り」 独1部通算アジア選手記録に並ぶ
「ドイツ1部リーグ、フランクフルト3-0ブレーメン」(3日、ブレーメン)
アイントラハト・フランクフルトのMF長谷部誠(36)は敵地、ブレーメン戦にフル出場し、3-0の勝利に貢献。ドイツ1部通算308試合出場とし、リーグによると元韓国代表の車範根が持っていたアジア選手最多記録に並んだ。EフランクフルトのMF鎌田大地は後半32分に無得点で退き、3試合連続ゴールはならず。ブレーメンのFW大迫勇也は後半31分に退いた。
また一つ勲章が加わった。長谷部がドイツ1部通算でアジア選手最多記録に並ぶ308試合出場に到達。節目の一戦を無失点勝利で飾ると、試合後にクラブを通じ「とても誇りに思う」などとコメントした。
後半16分の先制点は長谷部の守備からだった。大迫へのパスに鋭く詰めて前を向かせず、ボールをつつく。そこから鎌田、コスティッチとつながり、最後は左クロスをシルバが頭で決めた。
長谷部は車範根が98ゴールを記録していることにも触れ、「308試合よりも多くの試合に出ることはできると思うけど、100点くらい決めている彼を得点で追い抜くことはできないと思う。彼は素晴らしい選手で、とても尊敬している」と1970~80年代に活躍したクラブOBでもあるストライカーに敬意を込めた。
チームは中断明けに黒星が続いたが、長谷部を先発に復帰させると2勝1分け。残り5試合と大詰めを迎えた中で、1部残留へベテランが存在感を発揮。ドイツでの初出場から12年余り、三つのクラブを渡り歩いて高い評価を受け続ける36歳はまだまだ輝いている。