鹿島・広瀬、内田とレギュラー争いも「今年は絶対に全員が必要になる」
J1鹿島のDF広瀬陸斗(24)が5日、練習後にオンラインで取材に応じた。全体練習を再開して1週間が経過し「久々に全員の顔を見ながらサッカーができる喜びをかみしめながら、まずはケガをしないように」と現在の心境を語った。
プロ7年目となる広瀬はJ2水戸でデビューし、徳島へ移籍後、昨季はJ1横浜Mを経て今季、鹿島に加入。ここまで加入後の公式戦3試合は、いずれもスタメン出場した。チームに慣れつつあったところでのリーグ中断となったが「チームのコンセプトや、どういうサッカーをしたいかは、チーム全体で見られるアプリにまとめて載せてもらい、みんながそこで確認しながら自粛期間は過ごした」と全員でサッカーを共有し、理解に努めたことを振り返った。全体練習が始まってからは、クラブハウスのテレビでも映像を共有しており「久々にみんなの顔を見ても0からではなく、積み上げてきたところからという感じ」と手応えを口にした。
鹿島は、まだ今季の公式戦では勝利がないが冷静に「全体的に守備のこと、攻撃のこと、もっとチーム全体にどういうコンセプトがあるかを再確認する。あとは、けが人を出さないこと」と7月4日の再開へやるべきことは、明確にしている。
同じ右サイドバックには元日本代表の内田篤人(32)らもおり、レギュラー争いは激しくなる。ただ、今季は過密日程となり、交代枠も拡大予定だ。「今年は連戦も多くなるし、絶対に全員が必要になる。まずは自分のコンディションを確認しながら、チーム全体で勝利に導きたい」。 横浜Mで優勝を経験した広瀬が昨季は無冠に終わった“常勝軍団”のタイトル奪還に貢献する。