鹿島DF永戸、無観客でも「ピッチの中では100%のプレーを」

 J1鹿島のDF永戸勝也(25)が10日、練習後にオンラインで取材に応じた。再開後、2節程度が無観客となる見込みとなっていることに「無観客は慣れないこともあるので難しいが、やるとなれば、ピッチの中で100%のプレーをすることに集中したい」と意気込んだ。

 鹿島は、すでに中断期間の3月に札幌と無観客での練習試合を行った。永戸は「札幌との経験をうまく生かしたい」と無観客のイメージはできている。Jリーグは、9日に再開後3節目となる7月11、12日の第4節から収容人数を制限し、観客を入れた状態で開催する方針をクラブ側と一致させた。さらに8月からは、収容人数の50%での開催を目指している。

 リーグは交代枠も通常と異なり、5人に拡大。永戸は「初めてのことなので、やりながら慣れるしかない。過密日程になったらベンチスタートだったとしても、常にいい準備をしておかなくてはいけない」と今季の考えを示した。

 今季、仙台から完全移籍した永戸はここまでの公式戦3試合はスタメン出場をしている。同じ左サイドバックでは、故障から復帰した東京五輪世代の杉岡大暉(21)らと定位置争いをすることになる。ただ「リーグが再開したら過密な日程になるので、一人が出続けるのは無理に近い。誰が出ても遜色ないよう一人一人がいいコンディションで臨めるように」と総力戦で勝利をつかむ覚悟だ。

 永戸は昨季、10アシストを記録し、J1アシスト王となったことからも攻撃面での期待も大きい。チームの課題は公式戦でいまだ無得点となっていることだが「練習の中でも点を取る癖、簡単なところで外さないということは、チームの雰囲気で出ている」と全体で改善に取り組んでいる。自分自身も「まだまだもっとよさを出せる」とさらなる活躍を誓った。

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