神戸MF郷家 7得点7アシストが「最低ライン」10日の21歳誕生日は自分でパイ投げ
J1神戸のMF郷家友太(21)が11日、神戸市内で行われた非公開練習後にオンラインでの取材に応じ、今季の目標に「最低ライン」として7得点7アシストを掲げた。
高卒1年目の18年は22試合2得点を挙げたが、昨季は12試合1得点と悔いが残った。今季はアジア・チャンピオンズリーグ2試合に出場し、リーグ戦でも開幕スタメンに名を連ねるなど順調に滑り出したが、新型コロナウイルスの影響による予期せぬ公式戦中断に見舞われた。
7月4日に再開するリーグ戦は過密日程となる。フィンク監督は「若い選手には活躍してもらわないといけない」と若手に期待を寄せており、複数ポジションをこなせる郷家には昨季以上の出場機会が訪れる可能性が高い。「過密日程や暑さでケガ人とか走れない選手が出てくる。どのポジションでも結果を出せるようにやっていきたい」と自覚をにじませた。
再開初戦は本拠地に広島を迎え、その後も近隣クラブとの対戦が組まれており、7月下旬にはC大阪、G大阪との連戦を控える。「ガンバ、セレッソと当たると思いますし、ダービーは燃えてくるところもある」と気持ちを高ぶらせた。
10日に21歳の誕生日を迎えた。“密”を避けるため、練習後は自分で自分の顔にパイを投げて「意味の分からないことをやった」と苦笑いしたが、MFイニエスタやFW小川ら多くのチームメートから祝福を受け、感謝を口にした。「1試合1試合本当に大切。結果にこだわってやりたい」と決意を新たにした。