J1神戸が座禅体験 イニエスタ「あぐらを組むのは少し難しかった」
J1神戸は21日、神戸市内で行われた非公開練習で座禅体験を行ったと発表した。
2月末にトルステン・フィンク監督(52)が両足院(京都市東山区)を訪れ、実際に座禅体験を行ったことがきっかけとなった。クラブによると、指揮官は座禅がチームの調和を促し、選手が自分自身を見つめることでチームが一つにまとまる機会になると感じたという。また、禅の教えが人生において豊かな経験にもなるとも考え、両足院の伊藤東凌副住職を招いて実施に至ったという。
初めて座禅を体験したという元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)は「とても楽しくできた。慣れていないので『あぐら』を組むのは少し難しかったが、奥さんと一緒に体験しに行きたい。子供たちを置いていかないといけないので、しばらく時間がかかるかもしれないが、タイミングを見てぜひ訪れてみたい」とクラブを通じてコメントした。
フィンク監督は「日本の文化に馴染むのは大事なこと。神戸には外国人選手も多いですし、彼らにとってもよい経験になる。こうやってチーム全体でひとつのことをやることに意味がある。チームとして経験する事によって全員のスピリットが上がると思う。今後戦うたくさんの試合において、向上心、勝利への意欲、そして結果へのこだわり、これらすべてが必要になる。今のうちに精神を整えて、一致団結してシーズンに挑むためにも、この座禅体験は大きな意味がある」とコメントした。