ドイツL・大迫無得点も、ブレーメン踏ん張って1部残留 名門40年ぶりの屈辱回避
「ドイツリーグ、ハイデンハイム2-2ブレーメン」(6日、ハイデンハイム)
ドイツ1、2部入れ替え戦の第2戦でブレーメン(1部16位)のFW大迫勇也(30)はハイデンハイム(2部3位)戦に先発し、後半23分までプレーして無得点だった。試合は2-2で引き分けて2戦合計2-2となったが、アウェーゴール数で上回ったブレーメンが1部に残留した。スペイン1部エイバルの乾貴士は、0-1で敗れたセビリア戦に後半32分まで出場した。
交代で退いたブレーメンの大迫はスタンドの特設ベンチから立ち上がり身を乗り出すようにしてピッチを見つめた。1部残留を告げる笛が鳴ると、安どした様子でコーフェルト監督と抱き合った。
前半3分にオウンゴールで先制。大きな1点が意外な形で入ったが後半40分に同点とされ、ロスタイムに突き放しても再び追い付かれた。苦しんだ今季を象徴する展開。指揮官は「何度も『もう死んだ』と言われたが、その度に立ち直った」とシーズンを総括した。
2部降格なら1980~81年以来40年ぶりの屈辱だった。かつて奥寺康彦もプレーし、リーグ優勝4度の伝統クラブは土壇場で踏みとどまった。