J1神戸 MFイニエスタが先発復帰へ フィンク監督が示唆「何人か戻ってくる」
J1神戸のトルステン・フィンク監督(52)が元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)の先発復帰を示唆した。17日、次節清水戦(18日、ノエスタ)に向けて神戸市内で非公開の最終調整を行い、オンラインで取材に応じた指揮官は「明日のメンバーは、この前スタメンではなかった選手が何人か戻ってくる」と語り、現状のベストメンバーで臨む考えを示した。
1-1で引き分けた11日の大分戦(昭和電ド)ではイニエスタに加えDF西、ダンクレー、MFサンペールもメンバー外となり、FWドウグラスがベンチスタートとなるなど先発メンバー6人を入れ替え、12年12月1日の広島戦以来、7年7カ月ぶりに日本人選手だけで先発が組まれた。
イニエスタらは8日の鳥栖戦から中9日となり、フィンク監督は「彼らはいい状態になっていると思う」とコンディションに太鼓判を押した。
今季からクラモフスキー監督を迎えた清水は開幕から4連敗で17位に沈んでいるが、フィンク監督は「今年の清水は昨年とは違ってボールを持ってサッカーをプレーしようとしている。勝ち点はゼロだが、それは彼らの実力を示していない」と警戒を緩めない。
上限5000人だが、本拠地ノエビアスタジアムに2月の開幕戦以来となる観客が戻ってくる。「サッカーをする環境としてはポジティブ。いいプレーに拍手が起こったり、小さなことでも選手元気づくので明日の試合が楽しみ」と語り、「アリガトウ、マタアシタ!」と日本語で締めくくった。