久保マジョルカ 2部降格 レアル34度目V決定の日に
「スペインリーグ、マジョルカ1-2グラナダ」(16日、マジョルカ)
首位のレアル・マドリードがホームでビリャレアルを2-1で退け、1試合を残して3季ぶり史上最多を更新する34度目の優勝を決めた。19位に沈むマジョルカの久保建英(19)はグラナダ戦にフル出場したが1-2で敗れ、2部降格が決定。
皮肉な巡り合わせだった。期限付き移籍元のレアル・マドリードの優勝が決まった日、久保建のマジョルカは本拠地最終戦で逆転負けし2部降格も確定。「最後に笑って終われればいい」と話していた19歳の顔に、落胆の色がにじんだ。
最終節まで望みをつなぐことはできなかった。1-1の後半21分、タッチライン際で球を縦に蹴り出して仕掛け敵陣深くまで進入。チームの数少ない武器として奮闘し見せ場は作ったが、直後に勝ち越し点を奪われた。
今季は残り1試合で、ここまで4得点4アシスト。シーズン序盤は途中出場が多かったが、コロナ禍による中断を挟んで13試合連続で先発している。
1年間の期限付きで加入したマジョルカで柱になるまでに成長。来季の去就は未定だが、1部の中堅以上のクラブに身を置いても十分に通用することを期待させる活躍だった。