神戸ノリノリ快勝!古橋2発&イニエスタ神アシスト 有観客再開でホーム初勝利
「明治安田生命J1、神戸3-1清水」(18日、ノエビアスタジアム神戸)
スタジアムに帰ってきたサポーターにFW古橋がホーム初勝利を贈った。前半終了間際の47分、先発復帰したMFイニエスタのCKを頭で流し込んだ。「来い来いと念じていたらボールが来た」。古橋はスペイン紙に“イニエスタの弟子”と紹介されたこともある。師弟の以心伝心が先制点を呼び込んだ。
2戦連発の背番号11は、後半9分には古巣対決となったFWドウグラスの得点をアシスト。同20分にはこぼれ球を拾って鋭く左足を振り抜いた。2得点1アシストで全得点に絡み、得点ランクで首位に並んだ。
圧倒的な存在感にフィンク監督は「クラブにとって大事な選手。もっと素晴らし選手になれる」と称賛。会場には日本協会の関塚ナショナルチームダイレクターも視察に訪れており、代表入りへ大きなアピールとなった。
今季は公式戦8試合7得点。新型コロナウイルスの影響による中断前は公式戦4戦連発を記録していた。直近2試合3得点と“当たり”が戻ってきた。
自粛期間中は食事改善を意識してきた。肉中心の食事から野菜や果物の摂取を心掛け、過密日程を戦い抜くための体作りに励み、「試合を重ねるごとに調子が上がっている」と効果を実感する。
J1再開後、初めて本拠地ノエビアスタジアムに観客が動員され、駆け付けた3494人は拍手で選手を鼓舞した。古橋は「来てくれた皆さんの前で勝つことができてうれしかった」と胸をなで下ろした。ここ3戦無敗と神戸が波に乗ってきた。