J2岡山、勝ちきれずドロー 後半追いつかれ有馬監督「もったいない失点」
「明治安田生命J2、岡山1-1京都」(29日、シティライトスタジアム)
岡山がホームで勝ちきれなかった。
先制点は鮮やかな速攻で決めた。前半19分、GKからのパスを、ピッチ中央付近で受け取ったFW上門が攻め上がる。ゴール前でボールを受けたFW李勇載が左足で流し込み、ゴールネットを揺らした。李にとって第2節以来の今季3点目となったが「1点ではなく、何点か取れるチャンスはあった」と、反省しきりだった。
1点リードで折り返したが、後半4分、GKポープ・ウィリアムが好セーブを見せた直後のコーナーキックで、DF安藤に頭で決められ同点に。有馬監督も「もったいない失点だった」と、悔やみながら振り返った。
前節福岡戦では0-1で敗戦し、今季初の連敗を喫して迎えた1戦だった。守備陣を中心にけが人も出ており、この日はFW登録の野口をサイドバックで、センターバックに今季初出場のDF崔程援を起用。連戦の中、総力戦が続く。
なかなか波に乗れない中でも、指揮官は手応えを感じ取った。「今まではシュートにいく場面がなかったが、チャンスを作ることができた。彼らが積み上げてくれていることを感じる」。次戦もホームで琉球戦。中2日と過密日程ながら、ゴール量産で勝ち点3を目指す。