鹿島・ジーコTD「ハートがなければ勝つのは難しい」苦しむチームにゲキ
サッカーJ1鹿島のジーコ・テクニカルディレクター(TD)が6日、オンラインでの取材に応じた。現状の鹿島について言及した。
今季の鹿島はザーゴ新監督のもと、新たなスタイル構築を模索。全公式戦で2勝8敗1分けと苦杯をなめている状況だ。ジーコTDは、スタイルだけではなく選手やスタッフを大幅に入れ替えて臨んでいることを踏まえ「時間がかかるのはやむを得ない」と理解を示す。その一方で「選手に言ったのは、攻撃的であっても守備的であっても、まずは戦うところを出さないと、サッカーでは何も成し遂げられない」と闘争心に火を付けたという。
そこには世界的名手として第一線で戦い抜いた経験がある。「サッカーはただ技術がうまければ良い、フィジカルが強ければよいわけではなく、パッションの部分も関わってくる。絶対に負けない、勝ちたいというところがなければ、ハートがなければ勝つのは難しい」とエモーショナルに説明した。
同じブラジル人のザーゴ監督については「ざっくばらんに話をする。迷いがあるなら相談も受ける。ただ僕も監督をやったので、監督に口出しをするというのは一切しない。僕はそういうことをやられるのは嫌だったので、そういうことはしない。決定権は、常に現場の最高責任者である監督。敬意をもって接している」と語った。