イタリア王者・ユーベが敗退 Cロナ2発もアウェーゴール数下回り…屈辱終戦
「欧州CL・決勝T、ユベントス2-1リヨン」(7日、イタリア)
イタリア・セリエA9連覇のユベントスはホームでFWクリスティアーノ・ロナウド(35)が2得点し、リヨン(フランス)に2-1で勝って合計2-2としたが、アウェーゴール数で下回った。2季ぶり14度目の優勝を狙ったスペイン1部覇者のレアル・マドリードが敵地でマンチェスター・シティー(イングランド)に1-2で敗れ、2戦合計2-4で屈した。リヨンは10季ぶり、初優勝を目指すマンチェスターCは3季連続の8強入り。両チームが対戦する準々決勝以降は一発勝負で、12~23日にリスボンで集中開催される。
ロナウドは2得点したがチームを救えず、早過ぎる幕切れを迎えた。史上1位の130ゴール、通算5度の優勝など欧州CLで誰よりも実績の輝く背番号7が準々決勝進出を逃すのは、Rマドリード在籍時の2009~10年以来の屈辱だ。
0-1の前半43分に同点PK。後半15分には右からドリブルで持ち込み、目の覚めるような左足のミドルシュートを放った。GKの手をはじきポストに当たって入る強烈な一撃で2-1とし、あと1点で8強という状況まで持ち込んだが、その1点が遠かった。
同31分には左CKからのヘディングシュートが枠の上へ。リヨンのガルシア監督が「宇宙人」と形容した決定力は健在だったが、前半12分に許したアウェーゴールが最後まで重くのしかかった。
Rマドリード時代に欧州CL3連覇を達成し、18年夏にユベントスへ。1996年を最後に欧州王座から遠ざかる名門の期待を背負うが、昨季のベスト8を下回る不本意な結果で今季の戦いは終わりを告げた。