C大阪“満身創痍”の無得点ドロー MF西川、FW豊川は負傷欠場 暫定3位後退
「明治安田生命J1、C大阪0-0FC東京」(9日、ヤンマースタジアム長居)
C大阪はFC東京と引き分け、前節の2位から暫定3位に後退した。「唯一足りないのがゴールだった」。試合を振り返ったロティーナ監督(62)の言葉が全てだった。
最大の好機は前半11分。MF清武のクロスにMF坂元が走り込んだが、至近距離から左足ボレーはGKの正面を突いた。前掛かった試合終盤を除いては「ゲームをコントロールできた。結果には満足していないが、チームのプレーには満足している」と及第点を与えた。
ただ、9試合を終えて総得点9という数字は物足りない。FWのゴールは7月8日の清水戦でFW奧埜が記録して以降、1カ月近く生まれていない。5日のルヴァン杯浦和戦で決勝点を挙げたFW豊川、アシストを記録したMF西川らの起用も期待されたがベンチ外となった。
ロティーナ監督は2人が負傷を抱えていることを明かし「(西川)潤は軽傷で次のカップ戦(12日のルヴァン杯仙台戦)に間に合うかどうか。トヨ(豊川)は来週のリーグ戦にも間に合わない」と語り、負傷が長引く可能性にも言及した。
FW都倉が7月22日の神戸戦以来に復帰し、3月に腰を手術したFW高木も後半41分から今季初出場を果たした。攻撃陣は満身創痍(そうい)だが、都倉は「FWの選手は数字にこだわるべき」と覚悟をにじませた。首位を独走する川崎の背中を追うには、ゴールを積み重ねて行くしかない。