森保監督、移籍の久保にゴール期待「得点が取れる選手」「数字にこだわって」
サッカー日本代表と東京五輪の男子代表を兼任する森保監督が11日、オンラインでの取材に応じ、スペイン1部・ビリャレアルへの移籍が決まった久保建英について期待をかけた。
世界的名門・バルセロナの下部組織で育った久保だが、昨夏からは、レアルマドリードからマジョルカへのレンタル移籍となり、スペイン1部に初挑戦。開幕当初は途中出場が目立ったものの、後半戦にかけて存在感を高め、終盤では攻撃陣をけん引する活躍を見せた。
森保監督は、堂々たるプレーを見せ続けた久保の成長について「多くのことを学んで、全ての部分でレベルアップしている。フィジカルも強くなり、体も一回り大きくなった」と評価した。
移籍決定前にはスペイン国内だけではなく、欧州の複数クラブの名前も候補に挙がるなど移籍市場をにぎわせた19歳だが「彼はどこにいても、自分がどのように成長していくか、客観的に見られると一緒に活動して感じた。実際にプレーするクラブを選択する時に、選択肢の中で自分を高める考えをしっかりと持って選んでいると思う」と指揮官。ビリャレアルを選んだ久保の決定を歓迎した。
来季は欧州リーグの出場にも期待がかかる。「また新しい久保建英を積み上げていって欲しい。もう1つは得点に絡んで欲しい。得点に絡むことがマジョルカでも増えてきたと思いますし、実際に得点が取れる選手。数字にこだわってビリャレアルでも頑張ってほしい」とエールを送っていた。