カズ悔し不発 2戦連続先発で自身の最年長出場記録更新も…横浜FCドロー
「ルヴァン杯・1次リーグ、札幌1-1横浜FC」(12日、札幌ドーム)
C組で横浜FCの元日本代表FW三浦知良(53)が2試合続けて先発し、自らの大会最年長出場記録を53歳5カ月17日に伸ばした。積極的にシュートを放つなど、後半10分までプレー。試合は1-1で引き分けた。札幌と川崎、名古屋、C大阪が準々決勝進出を決め、既に突破が確定していた柏と、ACL出場の横浜M、神戸、FC東京を合わせた8チームが9月2日の準々決勝に臨む。
北の大地でも万雷の拍手が注がれた。カズが53歳5カ月17日で5日の鳥栖戦に続き、ルヴァン杯2戦連続の先発出場。自身が塗り替えた同杯最年長出場記録を7日更新し、55分間を全力で駆け抜けた。だが、引き分けて1次リーグ敗退が決まり、「いい時間に点を取れなかったことが響いた」と悔しがった。
最年長得点記録の更新にも迫った。前半13分。スルーパスに抜け出すと、迷わず左足を振り抜いた。「力みすぎた」とミートせず、大きく外れて頭を抱えたが、闘志あふれるプレーは健在だった。献身的な守備も含めて下平監督は「先制される苦しいゲームの中、よくファイトしてくれた」と、その姿を高く評価した。
次なる舞台はリーグ戦。今季はまだリーグ戦の出番がないベテランは「(チーム内の)競争に入っていけるようにやることが大事」と前を見据えた。中山雅史の持つ最年長出場(42歳2カ月1日)、そしてジーコの持つ最年長得点(42歳3カ月12日)を超え、カズダンスを見せたい。