FC東京、室屋成のドイツ2部ハノーバー完全移籍を発表「最高の時間をありがとう」
J1のFC東京は14日、日本代表DF室屋成(26)がドイツ2部ハノーバーに完全移籍すると発表した。今後メディカルチェックを経て正式契約となり、15日の名古屋戦(味スタ)がFC東京所属としての最終戦となる。FC東京にとっては今夏、ロシア1部ロストフに完全移籍した橋本拳人に続く主力の海外移籍となった。
ハノーバーも同日、公式サイトで室屋の加入を発表。ハノーバーによると、3年契約で移籍金は発生していないという。ゲルハルト・ツーバーSD(スポーツダイレクター)は室屋について「スピードがあり、良いクロスボールと強い精神力を持つ。左右両サイドでプレーできることはチームに大きな価値をもたらす」などとコメントした。
室屋はクラブを通じて「はじめにFC東京の選手として約4年半、最高のファン・サポーターの前でプレーできたことを誇りに思います。勝利してともに喜び、負けた試合の後も必ず最後はトーキョーコールで声援を送ってくれたファン・サポーターのみなさんの想いや愛情はどこに行っても絶対に忘れません。僕からみなさんにタイトルをプレゼントできなかったことが唯一の心残りですが、東京なら必ずタイトルを獲得できると信じています。クラブの理解とサポートもあり、東京での経験を糧にチャレンジしてきます。これからも応援よろしくお願いします。最高の時間をありがとうございました!」とコメントした。
大阪府出身の室屋は青森山田高-明大を経て16年にFC東京入りし、同年のリオデジャネイロ五輪に出場した。豊富な運動量が持ち味のサイドバックで17年に日本代表に初選出され、国際Aマッチ通算10試合に出場している。ハノーバーにはMF原口元気も所属している。