ドイツ移籍のFC東京・室屋「短いサッカー人生を考えたら断ることができなかった」
サッカーのドイツ2部・ハノーバーへの完全移籍が発表されたJ1FC東京のDF室屋成(26)が14日、練習後にオンライン取材に応じた。
正式にオファーが届いたのは1週間前ほどだといい、チームとも話し決断した。室屋は「シーズン途中で移籍してしまうことはチームにも迷惑をかけてしまうし、申し訳ない気持ちは感じています。それよりも短いサッカー人生を考えたらオファーが来た時に断ることができなかったのが素直な気持ちです」と、心境と理由を語った。
ハノーバーには、同じ日本代表のMF原口元気(29)が所属。室屋は「元気くんも『入ってこい』と言われた」とすでに連絡を取り、チームの状況などについても話している。
同クラブにこれまでも、DF酒井宏樹(30)=マルセイユ、MF清武弘嗣(30)=C大阪=やFW浅野拓磨(25)=パルチザン=が在籍していた。室屋は「日本人に対して理解のあるチームだと思うので、適応しやすい環境だと思う。日本の今までヨーロッパにいた先輩たちが築き上げてくれたものに頼れるところには頼りたい」と不安はない。
FC東京一筋だった室屋の初海外挑戦となる。「まずは2部のチームにいくので、1部に昇格させるところに貢献したいというのが最初の目標です」と意気込んだ。
15日の名古屋戦(味スタ)がFC東京でのラストマッチ。「なんとか最後は勝っていい感じで向こうに行きたいと思うし、僕はいつも通り気持ちの部分でサポーターを魅了するプレーを見せたい」と力を込めた。