浦和GK西川周作、前節6失点→今節無失点で勝利「大事な試合だった」勝って笑顔
「明治安田生命J1、浦和1-0広島」(15日、埼玉スタジアム)
圧倒的に押し込まれた試合で、浦和のGK西川周作(34)がゴール前に立ちはだかった。シュート本数は浦和の3に対し、広島は20。決定的なシュートを何本も見舞われたが、その度にはじき返し無失点勝利をチームにもたらした。
6失点で敗れた前節の名古屋戦で味わった屈辱を闘志に変えた。前半5分にFWレオナルドが決めたPKによる1点を守り抜き、ウェブ会見ではとびきりの笑顔で「今日は勝ったので、笑わせてください」と報道陣に応対した。
広島の“崩す力”に苦しめられた。押し込まれることも覚悟し守備ラインは引いて対応。前半17分にはレアンドロペレイラにゴールの枠を捉えたヘディングを放たれるも、西川がはじき出した。その後、今度はバイシクル(オーバーヘッド)で狙われたが、これにも反応した。後半も何度も枠内を襲うシュートを防ぎ切った。
西川は前節の大敗を踏まえ「そのままずるずるいってしまうのか、ここで1つ勝って、もう1つ上にいけるのか大事な試合だったので」と強い気持ちで臨んだと振り返った。「ふがいない試合というか悔しい負け方をして、大量失点をして、ここにも来たので、(前節は)笑えなかったですけど。今日は勝ったので。笑わせてください」と勝利の味をかみしめた。