リヨンが10季ぶり欧州CL4強 格上を連続撃破!指揮官さらなる番狂わせ狙う
「欧州CL・準々決勝、リヨン3-1マンチェスター・シティー」(15日、リスボン)
リヨン(フランス)が3-1でマンチェスター・シティー(イングランド)を破り、10季ぶりに4強入りした。リヨンは1-1の後半に途中出場したデンベレが2得点。初優勝を目指したマンチェスターCは3季連続のベスト8敗退となった。ベスト4が出そろい、準決勝は18日にライプチヒ(ドイツ)-パリ・サンジェルマン(フランス)、19日にリヨン-バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が行われる。
交代策がずばりと当たり、伏兵リヨンがマンチェスターCをのみ込んだ。「ムサ(デンベレ)は先発を外れて残念がっていたけど、途中出場でとても重要な役割を担うことになると試合前に話していたんだ」とガルシア監督。24歳のフランス人FWが期待通りに2得点。ユベントス(イタリア)に続き、格上を倒した。
少ない好機を仕留めた。1-1の後半30分にデパイに代えてデンベレを投入した。すると4分後に縦パスに抜け出して右足で勝ち越し点。同42分にはGKがはじいた球を左足で押し込み、勝利を決定付けた。チームとしても放ったシュート7本のうち6本を枠内に飛ばし、三つのゴールを奪う効率の良さだった。
2000年代に国内リーグで7連覇したが、近年は資金力に勝るパリ・サンジェルマンの影に隠れがちだった。10季ぶりの4強で、準決勝の相手はくしくも当時と同じバイエルン・ミュンヘン。指揮官は「まだ越えるべきハードルが残っている。ぜひ乗り越えたい」と、さらなる番狂わせを狙う。