FC東京DF中村帆高、独移籍の室屋の後継者に「少しでも追いつけるように」
J1FC東京のDF中村帆高(23)が18日、都内での練習後に次節の広島戦(19日、Eスタ)へ向けてオンライン取材に応じた。
勝利した前節の名古屋戦を最後に明大の先輩で同じサイドバックの室屋成(26)がドイツ2部・ハノーバーへ移籍。中村は「どれくらい大きい存在かは同じポジションの自分が一番分かっている。やっぱり、もう少し近くでやりたかった」と本音を漏らした。
ただ、ここまでリーグ6試合に出場し、日本代表と東京五輪男子代表を兼任する森保一監督(51)からも候補に名前を挙げられるなど期待は大きい。中村は「(室屋が)移籍した今は、そんな弱音は吐けない。どんなことがあっても目をそむけずやっていきたい」と気持ちを切り替えている。室屋からも直接「頼んだぞ」と声をかけられたことで気持ちは決まった。「もう一回覚悟を持ってやらないといけない」。中村の言葉は自然と熱を帯びた。
日本代表でも活躍するサイドバックからは、得たものは多かった。「攻守においてすごいものを持っていた。それを日々近くで学べた。その映像は頭の中に残っている。少しでも追いつけるように頑張りたい」。目標である先輩の背中を追い、FC東京のためにも成長を誓った。