C大阪・清武1得点1アシスト「気持ち入っていた」引退の内田から「キヨは頑張れ」
「明治安田生命J1、C大阪2-1仙台」(23日、ヤンマースタジアム長居)
C大阪のMF清武弘嗣(30)が現役を引退したDF内田篤人(32)への思いを語った。
試合後、オンラインでの取材に応じた清武は「正直(引退を)知った時はすごく寂しかったけど、ケガのことも知っていたし、篤人君が決めたことに間違いはない」と語った。
清武にとって、内田は日本代表やドイツで共に戦った盟友というだけではない。15年には国立スポーツ科学センター(JISS)で同時期にリハビリに励むなど、共にケガに苦しみ抜き、痛みを分かち合った間柄でもある。「ずっと支えてもらった存在、そばにいてくれた存在。感謝しかない」と、かみしめるように語った。
内田に連絡した際には「『キヨ(清武)はもっと頑張れ』と言ってくれた」と明かし、「そのスタートとして、気持ちが入っていた。絶対に勝ちたかった」と仙台戦に臨んだ。
前半19分に先制点を決めると、1-1で迎えた後半15分には急所を突くスルーパスでMF坂元の決勝点を演出。1得点1アシストでチームを2試合ぶりの勝利に導いた。ピッチに刻んだ惜別の思いは、カシマで現役に幕を下ろした内田にも、届いたはずだ。