内田篤人「正直、やっと終われるという気持ち」「幼稚園のお迎えしたい」【一問一答】
サッカーJ1鹿島の元日本代表DF内田篤人(32)が24日、オンラインで現役引退会見を行った。プロ1年目となった2006年から14年目。23日のホーム・G大阪戦がラストマッチとなった。若くして常勝軍団で定位置をつかみ、ドイツの強豪では欧州CLにも何度も挑戦。輝かしい功績を残した右サイドバックが思いの丈を語り、現役生活に別れを告げた。
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-引退をクラブに伝えたのは。
「強化部にはこの前のルヴァン杯(12日・清水戦)の後にそのまま話をしに行きました。チームの助けになっていない、このまま契約を解除して引退させて欲しいと伝えました」
-現役にこだわるという考えは。
「僕自身、先輩たちはグラウンドでやるべきことをやっていたのを見てきました。鹿島の選手らしい立ち振る舞いは自分の中にあって、それが僕にはできていない。鹿島の選手としてケジメをつけないといけないと」
-右膝をケガしていなければという思いは。
「あんまり考えたことない。膝とつきあってサッカーをしてきたので、ケガがなければというのは考えたことがない。無理したからこそここまできた。無理したからシャルケにもいけ、鹿島にも戻ってこられた。自分の限界だったと思います」
-先生になりたいという夢があったと。
「娘がサッカー終わって一緒に遊べると喜んでいたので、昨日。先生になるのはやめておきます」
-現役生活が終わったのは、さみしいか、解放された気持ちか。
「正直、やっと終われるという気持ちが強い。自分をセーブしながらプレーするのは試合に出る出ない、勝つ負けるよりも自分にとっては(違和感が)強かった」
-引退した今、やりたいことは。
「子供の幼稚園のお迎えです。今はコロナですけど、これからは手をつないで幼稚園の送り迎えができれば最高だなと」