川崎が6発4強!連覇へあと2 1週間前ドローの神戸に大勝、FW小林が2得点
「ルヴァン杯・準々決勝、神戸0-6川崎」(2日、ノエビアスタジアム神戸)
2連覇を狙う川崎はFW小林悠(32)の2得点などで6-0で神戸に大勝し、4強入りを決めた。
1週間前の川崎とは見違えた。3週連続となる神戸戦の第2戦は6得点の大勝。8月26日の引き分けから格段の修正が施され、鬼木監督は「開始から100%を出し切ってくれた」と選手を称えた。
「気持ちの勝負」とFW小林が振り返ったように、激しいプレスで神戸のボール保持を無力化した。前半7分に3人で神戸MF山口を囲んでボールを奪い先制。一気に流れをつかんだ。川崎の圧力は終盤まで衰えず、次々と神戸のミスを誘って得点につなげた。
2試合連続で先発の座を勝ち取ったFW斎藤が1得点2アシストの活躍。今季は出場機会を失い「紅白戦に出られないこともあった」というが、「準備をしてきた自負はあった」という言葉通り、左サイドから神戸の守備網を切り裂いた。
出番に恵まれない選手が黙々と研さんを積み、解き放たれピッチで結果を残す好循環で、選手層の厚さは増すばかり。ルヴァン杯連覇はもちろん、リーグ制覇へも死角は見当たらない。