Ｊ１Ｃ大阪は４日、次節浦和戦（５日、ヤンマー）に向けて大阪市内で非公開の最終調整を行った。オンラインでの取材に応じたロティーナ監督（６３）は「明日のオプションに入っている。トップチームのメンバーとして数えている」と語り、ＭＦ喜田陽（ひなた、２０）が今季初めてメンバー入りすることを示唆した。

　２０００年生まれで東京五輪世代の喜田はＣ大阪の下部組織出身で１８年８月にプロ契約を締結。１９年にＪ２福岡への期限付き移籍を経て、今季はＪ３のＣ大阪Ｕ－２３で開幕から１２試合連続でフル出場したが、Ｊ１での出場経験はない。

　９連戦のさなかにあるＣ大阪は、中盤の要でもあるＭＦレアンドロが公式戦を２試合連続で欠場。ロティーナ監督は「筋肉系の故障でグループを離れて練習している」と説明し、浦和戦の欠場も決定的となった。さらに今季ブラジルのシャペコエンセから期限付き移籍で加入したＭＦルーカス・ミネイロ（２４）が退団し、ボランチの選手層が手薄になっている。