「明治安田生命Ｊ１、Ｃ大阪２－０札幌」（９日、ヤンマースタジアム長居）

　２位Ｃ大阪はＦＷ奥埜博亮（３１）がクラブのＪ１通算１０００ゴールを含む２得点を挙げ、札幌を２－０で下した。

　節目のゴールはＦＷ奧埜の右足から生まれた。前半６分、ＭＦ藤田の縦パスを受けると、冷静に右足で先制点を流し込んだ。

　記念すべきクラブＪ１通算１０００得点目。「チームの歴史に名を刻めたことはすごくうれしい」と喜びをかみしめた。１９９５年にＭＦ山橋貴史がＪ１第１号を決めてから２５年で大台に到達した。

　奧埜は後半１４分にも頭で追加点。本来はボランチだが献身性や秘めた得点力を見込まれ、昨季途中からＦＷ起用が続く。奧埜を重用するロティーナ監督は「昨年から素晴らしいプレーを続けている」と信頼を寄せる。

　今季初の４連勝で早くも１０勝目を挙げたが、驚異的なペースで勝ち点を積み上げる川崎との差は縮まらない。ＧＫ金鎮鉉は「最後何が起こるか分からない」と語り、我慢強く首位の背中を追う。