サッカー天皇杯、決勝は元日に国立競技場で VARは準決勝以降も実施せず
来年1月1日に決勝が行われるサッカー天皇杯第100回大会について、日本協会が10日、理事会で決勝戦の会場などを決定した。
新型コロナの影響で、J1から2チーム、J2、J3からは1チームずつが参加するといった大会方式が既に大きく変更されている天皇杯だが、決勝戦は21年の元日に国立競技場で行われると決まった。感染症対策としての公式検査については、準々決勝(12月20日)前に実施。PCR検査、もしくは医学委員会が認めるその他の検査手法を公式検査とし、陰性判定を受けた選手、スタッフだけが試合にエントリーする。
また当初の予定ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を準決勝から導入される予定だったが、この見合わせが決定。大会方式変更により、準決勝に出場する4チーム中、2チームはVARのある公式戦を戦っていないJ2以下のカテゴリー。さらに、J1でもコロナによる中断からの再開以降はVARの採用を取りやめていることもあり、審判員が半年以上の実践離れがあることも考慮された。