J1神戸、イニエスタFKから土壇場ドロー 同点弾ダンクレー「ボールが完璧だった」

 「明治安田生命J1、神戸2-2FC東京」(12日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸は後半終了間際にDFダンクレー(28)の得点で追いつき、FC東京と2-2で引き分けた。鹿島は清水を2-1で下し、5連勝。清水は6連敗。川崎-広島など残り7試合は13日に行われる

 リーグ戦6試合ぶりに復帰した魔術師の右足が土壇場の引き分けを呼び込んだ。1-2の後半48分、MFイニエスタの放ったFKをDFダンクレーが頭で同点弾を押し込んだ。

 ブラジル人DFは「アンドレス(イニエスタ)と目が合った。ボールが完璧だった」と喜びも口にしたが、今季10試合目の複数失点に「自分たちのミスから失点している」と悔しさをにじませた。

 起死回生の一撃で勝ち点1を拾ったが、引き分けは今季8試合目でリーグ戦5試合連続未勝利。前半戦17試合を終えて勝ち点20にとどまっている。フィンク監督は「この勝ち点でリーグ優勝はないと思っている。できるだけいい順位で終えて、若手の成長に集中したい」と白旗を上げた。

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